(2012年1月16日掲載)
 オプトニューズ Vol.6, No.5 (2011)
 

◆ごあいさつ
■年頭所感
 一般財団法人光産業技術振興協会 専務理事 小谷泰久  当協会が調査研究を進めてきた「超低消費電力型光エレクトロニクス実装 システム技術開発」が、24年度予算政府原案として閣議決定された。
(経済産業省の未来開拓技術実現プロジェクト)

◆【1】ご案内
■平成23年度 光産業技術シンポジウム
 9本年度は、当協会(OITDA)と技術研究組合光電子融合基盤技術研究所(PETRA) が共催し、第一部「コンピュータに入る光技術」、第二部「光電子融合技術の 進展」をテーマに、オプトエレクトロニクス分野の将来を展望します。 材料、デバイスからシステムまで関係各位の積極的なご参加を募ります。

◆【2】協会事業
■第26回 レーザ安全スクールを実施
 レーザ機器の普及に伴う障害事故の発生を未然に防止するための安全教育。 受講者数が昨年653名から本年732名に、受講企業・団体数も昨年124社から 本年139社に、それぞれ増加となった。

■平成23年度レーザ機器取扱技術者試験を実施
  レーザに関する総合的知識やレーザ光の危険性、安全法規の知識水準をテスト。 合格率は、第1種選択1が33.3%、第1種選択2が70.0%、第2種が52.3%という 結果となった。

◆【3】テクノロジートレンド
■チップ間光インターコネクト技術
(株)日立製作所 菅原俊樹、松岡康信
 近年のインターネットトラフィックの急激な増加により、2015年頃には 10Tbps級ハイエンドサーバやルータが必要になると予想される。このような ハイエンド装置の実現に向け、電気配線の限界を打破する高速省電力光イン ターコネクトが期待されている。本稿では装置内、特にチップ間の光インター コネクト技術動向を述べる。
■プリンタブル有機トランジスタの研究動向
大阪府立大学 永瀬 隆、小林隆史、内藤裕義
 印刷プロセスを用いた有機トランジスタの課題であった低いキャリア移動度 は近年1cm2/Vsを超え、有機ELディスプレイや無線タグ、メモリや大面積センサ 等の実用化を目指した研究開発が活発化している。本稿では、有機トランジ スタの素子構成や研究動向を概説し、著者らの取り組みについて紹介する。
■レーザー技術の原子炉廃止措置への貢献
(独)日本原子力研究開発機構 大道博行
 近年フレキシブルな導光特性、メンテナンスフリーを特長とするファイバー レーザーの高パワー化、高ビーム品質化が進み、これまでの原子力プラント の保守・保全技術に加え、今後大きな課題となる原子炉廃止措置の円滑な実施 や事故の処理への適用可能性が高まりつつある。
◆【4】リサーチ&アナリシス
■BDXL(TM)多層光ディスク 
シャープ(株) 高橋 明
 BDXL(TM)ライセンス開始と発売開始から1年が過ぎ、3層100GBと4層128GBが 市場に出回るようになった。光ディスクにおける大容量化は、他メモリ同様に、 面記録密度の向上と多層化の両方で進められているが、低ビットコストと記録 データの安定性などの特長を生かすことが重要になってきている。
■カメラ付き携帯電話の動向 
 シャープ(株) 藤内紀彦
 携帯電話におけるカメラ機能の動向について、カメラの画素数を切り口に した機種数の調査を行った。また、スマートフォンの市場拡大によるカメラ 機能の用途の多様化についても、具体例を挙げて考察を述べる。
■太陽光発電システムの発電電力量予測技術の動向
(独)産業技術総合研究所 大関 崇
 太陽光発電(PV)システムの大量導入時を想定した場合、PVシステムの発電 特性が、季節と時間に基づく規則的な変動に加え、気象条件に基づく不規則な 長短の変動を有してため、電力系統における需給調整などの運用を困難にする 一つの要因となると考えられている。本稿では、将来のPVシステムの大量導入 に必要なPVシステムの発電量予測技術についての動向について概括する。
■プリント基板穴あけ用レーザ加工機
三菱電機(株) 藤川周一
 プリント基板穴あけ用レーザ加工機は、情報化社会において今や不可欠な 生産手段として定着している。本稿では、独自のレーザ発振器、高速ガルバノ スキャナ、マルチビーム光学系を搭載することによって1秒間あたりに数千個の 穴あけ速度を実現したプリント基板穴あけ用レーザ加工機について紹介する。
◆【5】開催案内
■マンスリーセミナー(1/17、2/21、3/27)
 1月は立命館大学 情報理工学部 情報コミュニケーション学科 教授 仲谷善雄氏 による「東日本大震災における情報技術の現状と課題」、2月は東京大学 大学院 工学系研究科電気系工学専攻 教授 山下真司氏による「カーボンナノチューブ /グラフェンの光学特性とその応用」、3月は日本電信電話(株) 未来ねっと 研究所 フォトニックトランスポートネットワーク部 主任研究員 米永 一茂氏 による「フォトニックノード技術の最新動向〜光トランスポートネットワーク のさらなる発展を目指して〜」を予定している。

■第1回 電子光技術シンポジウム(2/22)
 「電子光技術が拓く未来の可能性 -安全・安心で持続可能な社会の実現に向けて」 産総研 電子光技術研究部門の発足に伴い、昨年度までの「光技術シンポジウム」 を今年度より「電子光技術シンポジウム」と改めた。電子・光技術の研究展開、 産業動向に関する招待講演とともに、センシング及びレーザー加工分野の最先端 の研究開発の取組をご紹介する。
■一般財団法人光産業技術振興協会「特許フォーラム」(3/1)
 光主要産業の特許出願動向の定点観測と分析と題し、本年度の光技術に関す る特許動向調査の結果を報告するとともに、特別講師にディーエルエイ・パイパー 東京パートナーシップ外国法共同事業法律事務所のヘンリー幸田氏 をお招きし て特別講演を開催する。
■研究会開催案内
第4回光ネットワーク産業・技術研究会(1/20)
第4回フォトニックデバイス・応用技術研究会(1/25)
第5回多元技術融合光プロセス研究会(2/16)
第5回フォトニックデバイス・応用技術研究会(2/29)
第4回光材料・応用技術研究会(3/2)
第5回光ネットワーク産業・技術研究会(3月)
◆【6】協賛案内
■協賛案内
当協会で協賛・後援している事業・行事を掲載。
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