第17回 フォトニックデバイス・応用技術
ワークショップ
開催日:平成20年(2008年)11月20日(木)10:00〜17:30
会場:日本科学未来館 みらいCANホール
主催:(財)光産業技術振興協会 フォトニックデバイス・応用技術研究会
フォトニックデバイス・応用技術ワークショップは今回で17回目の開催になります。本ワークショップは当研究会が主催する一般公開講演会です。
ここ数年で、 新しい光デバイスである有機ELテレビが普及期を迎えようとし、既存のLEDやレーザも、白色LEDを使った固体照明やレーザテレビなどの新しい応用シーンを開拓しつつあります。また、国内の光回線数はADSLを上回り名実ともにブロードバンドの主役へと躍り出ました。放送と通信の融合や高精細ディスプレイの普及などとも相俟って光通信技術の重要性も、今後一層高まっていくと考えられます。このような状況を踏まえ、今回の第17回ワークショップは、『光技術がライフスタイルを変える』と題して、今後の光ビジネスへの取り組みの参考にしていただけるプログラムを目指しました。光情報家電を支える光デバイスの最新動向を中心とし、光技術における研究開発の経緯にも焦点を当てます。また、次世代光ネットワークや光インターコネクションの新技術までを取り上げ、当分野第一線でご活躍の講師陣をお招きしての講演会です。
本ワークショップに参加されることで、これからの光ブロードバンドビジネスに対する取り組みへのヒントを汲み取っていただけるものと期待しております。
光技術がライフスタイルを変える
◇◆◇ プログラム ◇◆◇
10:00〜10:10----------------------------------------------------------『開会の挨拶』
財団法人光産業技術振興協会 専務理事
小谷 泰久
フォトニックテ゛ハ゛イス・応用技術研究会代表幹事 / 神戸大学 教授
和田 修
10:10〜10:50----------------------------------------------------------
『100G級大容量光通信システムの最新技術動向』
日本電信電話株式会社 未来ねっと研究所 主任研究員
佐野明秀
バックボーン光ネットワークでは、波長あたりの伝送速度が40 Gbit/sのWDM伝送システムの導入が進められており、さらに将来に向けて100Gイーサネットをはじめとする高速チャネルの長距離伝送や、10 Tbit/s級の大容量化の実現が期待されている。本講演では、100G級大容量光通信システム実現の鍵となる多値変調技術、ディジタルコヒーレント受信技術、光OFDM技術などを中心とした最新の技術動向を紹介する。
11:00〜11:50-----------------------------------------------------------
『LSI用光インターコネクションの技術動向と新展開』
東北大学 大学院医工学研究科 教授
田中 徹
LSI高性能化のボトルネックとして、チップ間をつなぐ配線やチップ内の機能ブロック間をつなぐ長距離配線(グローバル配線)での伝搬遅延が深刻な問題となっている。微細化によりMOSFETの性能が向上しても、配線遅延の増大と相殺して、LSI全体の性能が向上しないのである。これに対して、チップ間に光インターコネクション、チップ内に3次元LSIによる電気ショートインターコネクションやシリコンフォトニクスによる光インターコネクションを適用する技術が注目されている。本講演では、これらの技術の最新動向と光配線の新分野への展開について述べる。
11:50〜13:00-----------------------------------------------------------
ランチタイム
13:00〜13:50-----------------------------------------------------------『ここまで来た有機ELディスプレイ -現状と課題・展望-』
NHK放送技術研究所 材料・デバイス 有機フォトニクス材料グループリーダー
時任 静士
最近、有機ELディスプレイの実用化が活発化しており、また白色照明への応用も期待されている。同時に、液晶ディスプレイに対抗するための抜本的な効率改善や長寿命化、さらには低コスト化のための製造プロセス開発が求められている。本講演では、まず有機ELディスプレイ実用化の現状を紹介する。次に、有機EL素子の高性能化の方向性について材料開発と素子構造改良の観点から述べ、また、有機薄膜の成膜技術の現状について述べる。最後に今後の展望を簡単に述べる。
13:50〜14:40-----------------------------------------------------------『緑色SHGレーザとレーザーディスプレイ応用』
パナソニック株式会社 AVコア技術開発センター 主任技師
RGB3色の各光源にレーザーを用いたレーザーディスプレイは、RGB規格比1.8倍以上色再現範囲を持つ上、レーザーの発光点が小さく、偏光特性を有し、高い光利用効率が得られるため、要望が高まりつつある低消費電力で環境に優しいディスプレイとなり得る。更に半導体レーザベースの光源を用いることで、低消費電力の他に瞬時点灯、薄型、軽量、等の特徴を出すことができる。一方、レーザーディスプレイ実現において、表示に必要な数Wクラスの出力で高効率なレーザー光源の実現は大きな課題の一つである。 本講演では、緑SHGレーザー光源高効率化の取り組みとレーザーディスプレイの一例として試作した低消費電力のレーザプロジェクション装置について紹介する。
古屋 博之
14:40〜15:30-----------------------------------------------------------『LED照明の最新技術動向と照明器具への展開』
パナソニック電工株式会社 照明事業本部 LED.特品.新市場開発センター専門部長
下出 澄夫
白色LEDが開発されて約10年。その後のLED技術の進歩と、照明器具メーカーの実装技術に支えられ、照明器具への応用は加速度的に展開されている。LEDのイロハから特徴を分析し、その特長を生かした照明器具への応用面、評価の待ちきれない寿命への加速試験の例、更に普及拡大のための課題とその解決事例を、業界トップランナーの1つとしてパナソニック電工の新商品を紹介する。
15:30〜15:50-----------------------------------------------------------コーヒーブレイク
15:50〜16:40-----------------------------------------------------------『産業の塩:光技術 −新しい光技術が産業を開拓するために−』
株式会社 野村総合研究所 コンサルティンク゛事業本部
チーフ・インタ゛ストリー・スヘ°シャリスト
池澤 直樹
エレクトロニクス技術の発展によって生み出された光技術は、半導体技術や光学技術とも相乗し、情報分野からエネルギー分野にわたる広大な分野で活用されている。今後も応用分野は一層拡大し、既存産業の発展、新規産業の創生に大きな役割を果たすことが確実である。このような光技術の広がり、かつ、広く他の技術分野と相乗する特徴は、食品分野から工業分野まで広く応用される「塩」にたとえられる。人体に塩が不可欠なように、わが国の産業に光技術が不可欠であることを再確認し、その特長を効果的に発揮するための方策について述べたい。
16:40〜17:30-----------------------------------------------------------『量子カスケードレーザの最近の展開と応用』
浜松ホトニクス株式会社 中央研究所 顧問
山西 正道量子カスケードレーザの動作原理を解説し、独自に開発したレーザの性能を紹介する。その際、通常の半導体レーザとの相違点を明確にし、量子カスケードレーザの特徴を浮き彫りにする。特に、極度に速い非発光緩和過程の基で起こるレーザ発振の特徴を明確にする。また、大気汚染の元凶となっている各種のガスの分光光源として量子カスケードレーザを使用した実例を紹介する。
-----------------------------------------------------------------------担当幹事: 神戸大学 和田 修
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パナソニック株式会社 鈴木 朝実良
日立製作所 田中 滋久
<参加申込要領>
1. 参加費 8,000円/名
(2008年度フォトニックデバイス・応用技術研究会 会員は無料)
※(財)光産業技術振興協会賛助会員と当研究会会員は全く別のものです。
2. 申込方法 添付の申込用紙をプリントアウトしてFAXにてお送り下さい。
申込頂いた方には請求書をお送りしますので、請求書記載の口座に参加費をお振込下さい。
当日の現金払いを希望される方は、予め、ご連絡願います。
フォトニックデバイス・応用技術研究会 会員に限り、メールでも受付けます。ご案内しましたメールに記載の通り、返信にてご通知下さい。
申込用紙ダウンロード: Word
3. 申込〆切 2008年11月6日(木)(但し、定員200名になり次第締め切ります)
4. 会場案内 日本科学未来館 みらいCANホール
新交通ゆりかもめ:テレコムセンター駅下車 徒歩4分
5. 問合せ先 (財)光産業技術振興協会 フォトニックデバイス・応用技術研究会 事務局
〒112-0014
東京都文京区関口1-20-10 住友江戸川橋駅前ビル7階
TEL: (03)5225-6431
FAX: (03)5225-6435
E-mail: pdevice@oitda.or.jp
6. フォトニックデバイス・応用技術研究会 ホームページに移動。
(財)光産業技術振興協会 フォトニックデバイス・応用技術研究会